中高年の膝痛対策

健康
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人間の骨格は20歳でほぼ完成すると言われています。
その骨格を支えているのは筋肉です。
40歳をこえると多くの人が膝痛を訴えます。
あるアンケート調査によると、40 歳以上の男女 1,175 名を対象とした「膝の健康」に関する調査 では 63.0%の人が「膝痛持ち」で 、痛みが出はじめたのは平均 56.4 歳 となっています。
その原因は中年太などさまざまありますが、今回は日常生活に潜む「膝痛」を起こす生活習慣を検証してその対策を紹介していきましょう。

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生活習慣を検証して、その対策は?

満員電車の乗り方を考えてみましょう。

1)出来る限りつり革を持つようにしましょう。
2)吊り革を持つ手を左、右と交互に持ち替えましょう。

★鞄はリュック式がベストです。

鞄やバックの持ち方を考えてみましょう。

1)肩掛けの鞄やバックをいつも同じ方の手では持たないようにしましょう。
2)手提げ鞄を持つときはいつも同じ方の手では持たないようにする。
1)も2)も体が傾いて片側の膝に体重が掛り、膝に負担がかかります。

★正しいカバンの持ち運び方

イ) 肩掛けのときは左右の肩に交互に掛けるようにします。
ロ) 手提げ鞄のときは、左右の手で交互に持ち替えるようにします。
手提げ鞄を持つときはもう一つ注意してほしい点があります。
それは鞄を持つときに、人差し指は使わないようにします。
持つ手に力が入らないので余分に体に負担がかかります。

革靴で外回りをする人の注意点を考えてみましょう。

1)靴は二足を用意して、同じ靴ばかりを履かないようにします。
2)インストールを使って靴擦れなどを防ぐようにしましょう。

階段の上り下りの注意点を考えてみましょう。

1)手摺リを持って横向きに歩きます。
2)一段毎に両足を揃えて昇降するようにします。

★膝痛がひどい時

デスクワークの時の椅子の座り方を考えみましょう。

1)椅子に腰を掛けて、まず左右の腰で痛い方の腰を確認します。痛い腰の反対の太ももの下に週刊誌を一冊挟みます。体の傾きを直してバランスをとり、膝にかかる負担を均等にします。
2)足(脚)を組まないようにします。組むと片方の膝に負担が掛かります。

★足を組むと下肢への血流が悪くなり足(脚)全体の筋肉が冷えて硬くなります。
その結果、膝痛が起こります。

●イラスト「足(脚)の筋肉」を参照してください。

1)フラットな床に足(脚)を伸ばして座ります。
2)イラストで「手ののひら」を太く塗ったところがあります。
そこを使って太ももの上側を少し痛いくらい揉みほぐします。
3)左右を同じように揉みほぐしてください。

ここまでは日常生活の何気ない生活習慣に潜む膝痛の原因をみてきました。
次は原因が特定できる「膝痛」をみていきましょう。

ママさんバレーや草野球で踝(クルブシ)の捻挫を起こすことはよくあります。
その後遺が原因で「膝痛」を起こした時の対処の仕方を述べていきます。

ここで一番多い捻挫のなりかたを見ておきましょう。

1)小指側が下で、親指と土踏まず側が上になり足の裏が横向きになる捻挫が一番多いタイプです。
2)適切な治療をして治ったようにみえても、踝は毎日、動く度に必ず使います。
3)一回でもダメージを受けると完全には回復しないで後遺症が残るものです。

ママさんバレーや草野球で一番多いのは踝の捻挫です。

膝痛は捻挫をしたことを忘れた頃に起きてきます。
踝の捻挫を経験した人は次の手順で後遺症があるかないかを確認してください。

1)イラスト「捻挫の経穴(ツボ)」を参照してください。
イラストの×印を親指の腹で押して診てください。
痛みがあるときは捻挫の後遺症が残っているときです。
2)イラス「足の捻挫」を参照してください。
確認が出来たら捻挫の後遺症がある方の足を他方の太ももにのせてイラストのように手で固定します。
3)しっかりと固定して足首を左と右に6回位、グルグルと優しく回してください。

★但し捻挫をした直後は絶対にしないでください。

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まとめ

朝と夕方では夕方の方が、足(脚)が疲れて硬くなり、より疲れた方の足が短く縮んでいます。筋肉が縮むと血管を圧迫して血行が悪くなります。
血流が悪くなると更に冷えて筋肉が硬くなり、血液の流れが益々悪くなるという悪循環になります。
一日の終わりの習慣にしてください。

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