知らないと危険!?温泉の禁忌症について
温泉を楽しむために、危険なことも知っておく必要があると思います。
実は温泉には、禁忌症があります。
身体の症状によって、温泉に入れないこともあるのです。
どういった症状が禁忌症にあてはまるのか、説明していきたいと思います。
禁忌症とは
温泉の泉質と自分の症状により、入れない場合があります。
では禁忌症は、どんな場合の時なのでしょうか?
温泉療法を行うことで、逆に悪化してしまうことをいいます。
妊娠中であったり、高度な貧血・心臓に疾患がある場合などがあげられます。
予め持病もちの人は、温泉に入って大丈夫か主治医にきいてから入るようにしましょう。
医師にきくときですが、温泉の泉質がわかっていればそれもいった方がよいかもしれません。
なぜなら泉質によって、大丈夫な場合もありうるからです。
温泉の泉質による禁忌症の症状
禁忌症といっても、泉質により入浴は大丈夫だが飲用はダメという場合があります。
逆に、その反対も考えられます。
例えば塩化物泉のケースをあげさせていただきます。
浴用はよいのですが、飲用は高血圧や腎臓病・甲状腺機能亢進症といった症状を抱えている人は禁忌症となります。
塩化物泉の成分や泉質から、飲用は体内に入りますよね。
環境庁自然保護局から体内に入ると危険と判断され、禁忌症となっているのです。
次に飲用は大丈夫ですが、浴用は控えるケースです。
硫黄泉においてです。
皮膚や粘膜が弱い人や高齢者で皮膚乾燥症の方は、禁忌症となります。
飲用はしても大丈夫なのですが、下痢の時は避けて下さいね。
泉質による禁忌症
泉質により、禁忌症は異なります。
どういった症状が、どの泉質では禁忌症なのかを明記していきますね。
(炭酸水素塩泉)
ナトリウム成分がダメな方。
そして塩化物泉と同じで、腎臓病やむくみがある場合。
(二酸化炭素泉)
下痢の時。
下痢止めを飲めば大丈夫と思われがちですが、それでも禁忌症となります。
(酸性泉)
硫黄泉と同じ症状の人にあたります。
皮膚や粘膜が弱い人や、光線過敏症な人が禁忌症となります。
禁忌症まで行かないと思いますが、敏感肌の方も気をつけた方がよいかと考えます。
禁忌症の他にも、入れないケースがある
今までのことから、入れないのは禁忌症だけと思う方もおられるでしょう。
そうでない場合もあります。
例えば癌や脳卒中にきくという、温泉が実際にあったりするようです。
しかし症状の状態によって、かわってきます。
重傷であったり、発病したばかりだとききません。
逆に入ると、悪化する場合もあるのです。
ですから状態によっては、入浴しない方がよいときもあるということです。
身体の痛みや調子をよくしてくれる温泉は、いろいろありますよね。
だからといって、全員が必ずきくとも言い切れないと思います。
もし入るのなら『これで少しでも、体調がよくなればいいな。』
くらいに考えた方が無難かもしれません。
そうでないといざ入ったのに効き目がなかったら、かなりショックをうけてしまう可能性があるからです。
まとめ
温泉の禁忌症や、その症状について述べさせていただきました。
まず禁忌症という症状があったことを、初めて知りました。
そして温泉に入るにしても、浴用と飲用でよい場合と入れないときがあるんですね。
症状も様々ありましたね。
高血圧・皮膚や粘膜が過敏な人は、ある程度予想がつきます。
その他妊娠中も、入れないことに驚きました。
症状によって、温泉に入れないと落胆する人もいるでしょう。
しかし泉質によっては、入れる温泉もあります。
だから泉質を調べ、自分の症状に値しない温泉旅館に行けば大丈夫だと思います。
温泉に入る前に禁忌症と知らず、入ってしまうとあとあと大変なことになってしまうと思います。
そうなってしまうと、もし旅行などで来てた場合、せっかくの楽しい旅行が楽しくなくなってしまいますよね。
そうならないためにも、自分は禁忌症にあてはまるのか知ることが大事だと感じますね。