会社の飲み会「歓迎会」「忘年会」は日本だけ?

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日本では、どこの会社でも最低限、歓迎会と忘年会をすることが多いです。
それに加えて、定期的な飲み会や送迎会、花見などを開催しているところもあります。
これらの行事は、基本的に全員参加で、個人の都合はあまり聞かれることがありません。
一方、欧米ではこのような強制的な行事はあまりないようです。この違いはどこからくるのでしょうか。
それは、日本の企業文化とも言えます。
日本では、学校生活でも同じですが、とにかく団体行動を強制されます。
少しでも団体からそれた行動をしようとすると、大目玉を食らってしまいます。
反対に、海外では個人主義ですので、それぞれの個性を尊重します。
それぞれにおいてメリットとデメリットがありますが、ほとんどの日本人は自分で行動することを嫌い、束縛されることを好みますので、このような企業文化が合っていると言えます。
歓迎会や忘年会ではよく宴会芸をやります。
特に、忘年会では若手社員が宴会芸をやらされることが多いです。
昔からこのような宴会芸は必ず行われており、伝統的なものとして、お腹にマジックで落書きする腹踊りや、鼻に割りばしを挿して踊るどじょうすくいがあります。
今でも顔に落書きして一発芸をしたり踊ったりすることがあります。
宴会芸をやることは若手としては避けて通れない道ですが、比較的皆喜んでやっています。
確かにこのような芸を大勢の前でやることはとても恥ずかしいです。
しかし、恥ずかしい姿をさらけ出して同僚と打ち解けようという狙いがあります。
そして、恥を捨てることで会社に奉仕する誠意を見せているのです。
海外からはこのような姿勢は理解できませんが、日本人は当然のように行ってきました。
皆同じく恥ずかしい宴会芸をすることで、仲間になったような意識が芽生えるのです。
そして、お酒が弱いにも関わらず、意識がなくなるほど飲んで、忘年会はお酒の失敗談として終結するのです。
なんとも言い難い日本のおかしな風習なのです。

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