直ぐに再販できるくらいキレイな着物を、高額で着物買取りしてもらう為には?
年配の女性にとって、和ダンスにある未使用の着物はとても気になるものです。
留袖や色無地などは何度か着る機会があったでしょうが、付け下げや小紋などは未使用であることが多いです。
勿体ないと思っても、年齢的にも着られないものも少なくありません。
娘や孫に着せようとしても、受け入れて貰えるかどうかは疑問です。
それならいっそ着物買取りをしてもらおうと思ってしまうでしょう。
実際しつけ糸が付いたままのキレイな着物なら、年数が経っても高額は望めるのでしょうか?調べる価値はありそうですね。
今の着物事情とは?
この物の溢れた時代に生きている子達は、流行にも敏感ですが、着物をどのように捉えているのでしょうか?
最近、結婚に於いても和婚というものが注目を集めています。
京都などの古都で、親族や友人だけを招き神前式を挙げるのです。
一時ウェディングドレスに憧れてハワイのチャペルで式を挙げるのが流行りました。
ですが今は、厳かな雰囲気の神社仏閣で式を挙げるのがトレンドのようになっています。
衣装も白無垢や打掛が人気を集め、成人式同様和装ブームになっているようです。
これは日本ブームも影響しているでしょうが、レンタルという便利なシステムがあるからでしょう。
着物一式購入すればかなりの額になりますが、今はリーズナブルな物が求められていますから、昔の様に数百万するようなものは売れません。
またレンタルなら購入より半分くらいの予算で自分好みの着物が着られます。
洋服もプチプラというのが主流になってきて、案外今の若者は合理的なのかもしれません。
無駄なものにはお金を使わず、活きた使い方をしているのでしょう。
着物を買い取って貰った後、その着物はどのように処理されるのでしょうか?
皆さんは着物買取りをして貰った後、自分の着物がどうなるのか気になりませんか?
買取りして貰うことが出来ない酷い状態の着物でさえも、いざ捨てるとなると決心がつかないこともある筈です。
和裁を習うのが当たり前だった時代の人は、着物は自分で縫ったものです。
母親が娘の為に、着物を仕立てたというのをよく聞きますね。
そんな思い入れの強いものなら尚更躊躇してしまいます。
買取りされた多くの着物は、洗いに出され傷んだ所を修復し再販されます。
けれど傷みが酷いものは、着物としての役割が果たせない為、一旦ほどいてからはぎれにしたりします。
悲しい現実ですが、それはそれで需要があるのです。
オークションでも、ハンドメイドの作品はたくさん出品されています。
色々なカテゴリーがありますが、着物の生地で作ったバッグや小物類は人気があります。
このような流れがあって、どこかで自分の着物が生まれ変わっているとしたら、嬉しいですね。
すぐに再販できるキレイな着物とは?また高額で買取りして貰えるの?
一度も着ていない着物は、高額査定して貰える気がしますよね。
まして品質も良く、これと言った汚れや傷みがない場合は期待してしまいます。
けれど着物買取り業者の査定は、少し違います。
見た感じではなく、裏地の状態、色柄、変な所に皺がないかとか細々した所をチェックします。
洋服ほどではなくても、流行りも関係してきます。
昭和の時代白地に花模様が流行しましたが、今の時代は、白地は考えられません。
淡いピンクや赤が人気で、華やかな髪型にし、小物類も派手目のものが選ばれています流行遅れとみなされると、たとえキレイな状態でも納得のいく金額にはならないでしょう。
ですが格の高い着物の柄は、ほとんど伝統柄が主で、花、松竹梅、御所車などと、流行りうさりがありません。
このような着物なら、見た目がキレイで汚れや虫食いがないなら、高額は見込めそうです。
とにかく着物はお手入れが大事ですから、たまにはタンスから出して虫干しをし、皺にならないようなたたみ方で保管しましょう。
それが高額査定に繋がります。
まとめ
何でも手抜きをしないというのが共通のようですね。
着物だけでなく、物を買い取りして貰う場合は、直ぐに使用できる状態にして売るのが鉄則だそうです。
電化製品などは動かないと意味がありませんものね。
これから着物買取りして貰おうと考えている人は、ちょっとした心遣いで査定金額が変わってきます。
汚れや虫食いのチェックは当たり前ですが、たたみ方でもその人の性格が出ますし、常に物は大切に扱うという気持ちを持ちましょう。