趣味を見つけたいけれど見つからないあなたへ!自分の好きなことから考えてみよう

毎日決まった時間に決まったことをやるだけの日々。
そうして一日が終わっていくという、そんな単調な日常に対して「何だかつまらないなぁ」とか「何となく物足りない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
時間に追われ、やらなければならないことに埋もれて、めっきり自分の好きなことについて考えなくなるということは、何だかもったいないような気もしますよね。
もちろんやらなければならないこと自体が「自分の好きなこと」という人もいるかもしれません。
しかし、多くの場合「やるべきこと」は必ずしも「自分の好きなこと」とは限らないかと思います。
そして仕事や勉強などのやるべきことをこなすには、時に趣味という息抜きも必要になってきます。
趣味があればそのために頑張ろうというモチベーションも上がって、より一層いきいきとやるべきことに取り組めるでしょう。
しかし、そうはいってもなかなか自分にぴったりな趣味を見つけられなくて、モヤモヤしているという人もいるのではないでしょうか。
この記事ではそんなモヤモヤを少しでも解消できるよう、自分に合った趣味の見つけ方についてお話ししていきます。
自分の好きなことから考えを広げて趣味を見つける方法
まず「自分は何が好きなのか?」と考える際には、筆記用具と紙を用意しましょう。
紙はノートでもチラシの裏面でも何でも構いません。
そして、自分の願望や不満、今考えていることや頭に浮かんだことなどをひたすら紙に書き出します。
何から書けばいいのかわからないという場合は、自分の今いる部屋(できれば自室)などの環境について書き出してみましょう。
例えば「本棚には○○の本が並んでいる」とか「壁には○○のポスターやカレンダーが貼ってある」など、何でも良いのでできる限り具体的に書き出してみましょう。
とにかく自分の頭の中にあるすべてを吐き出すように書いていきます。
そして「もう何も出てこない」と思ったら筆記用具を置きましょう。
そして、頭の中にあったことを大量に書き出したその紙を見つめてみると、自分のやりたいことや好きなこと、好きなものなどがだんだんと見えてくるかと思います。
次に、書き出したその中で自分の好きなことに関連する文章や単語にアンダーラインを引いていきましょう。
アンダーラインを引いたその内容こそがあなたの好きなことであり、それこそが趣味に通じる要素ということなのです。
上記の方法はあくまで一つの例ですが、効率よく自分の好きなことを発見するには打ってつけの方法です。
悩んだときには試してみる価値は大いにあると言えます。
好きなことを趣味として行動に移すときの考え方
次に好きなことを実際に行動に移すわけなのですが、ここで「時間が無い」、「お金が無い」等の悩みが浮上することもあるかと思います。
ここでは主にこの二つの悩みについて触れていきます。
まず「時間が無い」という悩みですが、本当に時間が無いのかをもう一度よく考えてみましょう。
例えば好きなことが『登山』だったとしましょう。
実際に山に登る時間がないのであれば、他に登山を楽しむ方法を考えてみましょう。
例えば、登山について書いてある本や雑誌を読むことも立派な趣味ですし、いつか登山をするときに備えて毎朝早めに起きてランニングなどの体力づくりをするのも『登山』の一環と言えます。
また「お金が無い」という悩みも発想を転換して「できるだけ安い値段で楽しむ方法」を考えれば、それは決してまったくできない趣味とは言い切れません。
ここでも登山を例に挙げますが、例えば登山に必要なものにお金がかかる場合、中古品を扱うお店をめぐってみたり、インターネットで登山用品を安価で取り扱っているお店を探してみたりなど、コストを抑える方法はまったく無いわけではありません。
それにお店めぐりだけでも何だか楽しい気分になれるかもしれませんよね。
何事にも不安要素があると、人はついつい行動を起こすのをためらってしまいますが、発想をフル回転させれば何のことはありません。
よくよく考えれば「不可能なこと」というのは案外少ないものですし、何より時間やお金の都合で趣味を諦めてしまうのはもったいないことです。
好きなことや趣味はいくつあっても良い
「あれもこれもやって中途半端になってはいけない」という意見を言う人もよくいますが、好きなことや趣味において、必ずしもそれは完全に正しいことではないような気がします。
もちろん一つのことに没頭してそれを徹底的に極めることも大切なことかもしれませんが、趣味において一番重要なことは楽しさです。
そしてそれが日常を豊かなものにしてくれるのです。
例えば登山の雑誌を見ていたら外国の山々が掲載されていて、海外旅行に行きたくなったとしても良いのです。
さらに海外旅行について考えていたら英会話を習いたくなったとしても良いのです。
こうして趣味が増えることでわくわく感も増します。これほど素晴らしいことはありません。
趣味は自分の「好きなこと」の集合体のようなものです。
一つの趣味からいろいろな趣味が湧いて出てきたら、いつの間にか嫌なことやつらいことも忘れてしまうかもしれません。
それくらい、楽しいことというのはいくつあっても損はないのです。
まとめ
好きなことというのは誰しもが持っているものです。
そしてそれは何でも良いのです。
「こんなことが趣味だなんておかしい」とか「格好悪い」などという価値観はこの際取っ払ってしまいましょう。
好きなことは人それぞれです。たとえ趣味を周りから否定されたとしても、それがあなたの好きなことであるという事実に変わりはありません。
周囲の目というのは楽しみを阻害する要因の一つと言えますが、どんなことであれ好きなことをしている人というのは輝いて見えます。
人生は楽しんだ者勝ちです。
ぜひ「これだけは外せない」と思えるような自分に合った趣味について、たまに立ち止まって考えてみてくださいね。
きっとより一層毎日が充実したものになるはずです。