【温泉のギモン】意外と知らない温泉成分表ってなに?
いろんな地域の温泉にいくと、温泉の効能やどういった症状の人がきくのかということが書いてあるものを見たことあると思います。
そして温泉に入る前に、温泉成分表があるのをお気づきでしょうか?
こういったものがあることが、意外と知られてない気がします。
そこで温泉や温泉成分表について調べてみたいと思います。
温泉は、いつから存在するの?
そもそも、温泉はいつくらいからあったのでしょうか?
一番古いところだと、山梨県の西山温泉があります。
そこは西暦705年から、1300年の歴史があるのです。
今から1300年前というと、平安時代くらいだと思われます。、
それにしても1300年前に温泉があったこと、すごくないですか?
当時湯泉掘削をしていたところ、泉温52度と1600リットル以上の自噴泉を掘り当てたのです。
それがきっかけとなり、温泉ができたそうです。
しかし当時は、名将や文人といわれる方々がよく利用されていたとのことです。
このおとがなかったら、もしかしたら今でも温泉は存在しなかったかもしれませんね。
温泉の効能
温泉には、それぞれの効き具合があります。
よく聞くのが、リウマチや腰痛などがあげられますね。
しかし他の症状でも、効き目があるんですよ。
(単純温泉)
刺激が少ないので、冷え性や自律神経不安定症にも効くといわれてます。
(塩化物泉)
塩分を採り入れている温泉で、保湿効果が期待できます。
切り傷や皮膚乾燥症にききます。
(炭酸水素塩泉)
アルカリ性で、肌が滑らかになるのが特徴。
末梢循環障害に、効き目があります。
(含鉄泉)
鉄を含み、酸化されない含鉄泉がよいといわれてます。
疲労回復に、よいそうです。
(酸性泉)
肌にしみるくらいの、強い刺激があります。そのため、敏感肌の方はやめた方が良いと考えます。
アトピー性皮膚炎や糖尿病に効果あり。
(硫黄泉)
硫化水素ガス特有のにおいがします。このにおいは、人により好き嫌いがあると思われます。
慢性湿疹や表皮化膿症にききます。
温泉成分表の見方
温泉成分表は、細かくて初めて見た人は見方がわからないと思う方ももいるそうです。
そこで見るにあたり、ポイントをおさえましょう。
まず湧き水温度量をみましょう。
温度は、50度くらいが理想的な温度といえるでしょう。
浴槽の大きさにもよりますが、だいたいそこの温泉の総水量が、60tあれば無難だといえるでしょう。
それ以下だと、加水しないとたまらなくなります。ですから湧出量が少ないところは、加水している可能性が考えられますね。
次に、泉質名です。
日本の温泉の中で一番多い源泉が、塩化物泉です。
そして変に長く書かれている名称より、短い名前で『アルカリ性』とか『酸性』などとかかれている方が効き目があるといえるでしょう。
これらを覚えておけば細かくかかれている温泉成分表ですが、行った先の温泉の特徴をとらえることができると考えます。
まとめ
温泉そして温泉成分表の見方について、説明させていただきました。
1300年も前にから、温泉があったことに驚きました。
それだけ日本人にとっては、なじみがあるものなのだと感じました。
そして効能もただ温泉に入ればよい、というわけではないのですね。
それぞれの症状や緩和したい箇所に応じて、効き目がある源泉がある温泉に入ることが重要だと感じました。
せぅかく温泉に入っても、自分の目的としている効能が違っていては、もったいなく思います。
温泉成分表は細かく記されているため、見るだけで時間がかかってしまうように思います。
しかし源泉などの重要なところをみるだけで、そこの温泉の良しあしがわかります。
そういったことを知っていることで、重要なところだけみればすみますよね。
今度温泉に行くことがあれば、源泉の種類や温泉成分表をみて、自分の目的とした温泉かどうか見極めてから入るようにしましょう。