肩こりの原因

健康
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肩こりは左足と右足の長さの違いが最大の原因です。
桃李の会では月に二回、「家庭の医学」をテーマにして講習会を開いています。先日の講習会のテーマは「肩こり」でした。
参加者は女性が多く、改めて多くの女性が肩こりで悩んでいることを再認識しました。
講習会のテーマが「肩こり」のときは、よく理解してもらうために、本題に入る前に、毎回、次のポーズをしてもらいます。
そのポーズを次に書きますので皆さんも実際にやってみてください。
それから本文を読んでください。

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ポーズとは?

1)フラットな床に立ちます。
2)つま先は平行にして足(脚)は腰の幅に拡げます。
3)右足は左足)を5センチ位の物の上に乗せてください。

●上の姿勢になるとあなたの体形は次のように変形します。

1)右足が左足より5cm長くなります。
2)右の骨盤が左の骨盤より高くなります。
3)上半身は、足の長い方の右に傾きます。それは短い足の左側に傾くと体が倒れてしまうからです。
4)首も頭も右に傾きます。すると右肩と左肩にかかる頭の重さがアンバランスになり、肩こりをひきおこします。

■もちろん肩こりは体形の崩れ以外にも、ストレスや内蔵下垂も原因になりますが、この両足(脚)の長さの違いが最大の原因です。
あなたはまだこの段階では「私の足(脚)の長さはそろっている」と思っていると思います。そのように思われるのも無理はありません。

そこで次のポーズをして足(脚)の長さを比べてみてください。

●足(脚)の長さを比較して確認する方法です。


イラスト[足(脚)の長さを測る」を参照してください。

1)フラットな床に腰を下ろして両脚を伸ばします。つま先は腰の幅に拡げます。
2)右手を左足のつま先に伸ばして足の親指をつまんでみてください。
今度は左手を右足のつま先に伸ばして同じように親指をつまんでください。
3)左足と右足ではどちらがつまみやすかったかを確認してください。
4)つまみやすい方の足が、わずかですが短くなっています。

驚くことではありません。誰でも足(脚)の長さは違います。その原因を考えてみましょう。それは日々、足(脚)に受けるダメージが原因です。

●では足(脚)に受けるダメージとはどんなダメージかあるのでしょうか?

1)足の指の挫きや骨折
2)アキレス腱の断裂
3)腓骨(ひこつ)、脛骨(けいこつ)の骨折(膝から足首までの骨)
4)膝のトラブル
5)踝(くるぶし)の捻挫
6)脹脛(ふくらはぎ)の打撲、冷えによる硬結(こうけつ)(硬くなること)
7)股関節(こかんせつ)の歪み
8)骨盤の歪み

足(脚)のトラブルを挙げていくとこのように様々な原因があります。

上の1~4は整形外科の治療が必要です。骨折やアキレス腱の断裂が修復された後のケァは次のストレッチで対応できます。
又、上の5~8の場合も下にストレッチを紹介します。

●足(脚)の長さを揃えるストレッチを紹介します。

週刊誌を一冊用意して下さい。
1)壁に向かって足(脚)を伸ばして座ります。足(脚)は腰の幅に拡げます。
2)上でテストした時の短い方の足の裏と、壁の間に週刊誌を一冊挟みます。
3息をゆっくりと吐き出しながら、短い方の足の踵(カカト)から押し出すようにして壁に向かって伸ばします
4)週刊誌の向こうの壁の感触を足の裏で感じるところまで伸ばします。
5)10回~15回程度繰り返してください。

次は頭と首の傾きを治すストレッチです。頭はその人の体重の約1割程度あります。その重い頭が傾くと首が傾きます。

●首が傾いた方の首筋はどんな障害を受けるのか?

1)頸動脈(脳に血液を送る血管)とリンパ管が圧迫を受けます。
2)脳はもちろんのこと、目や鼻や耳などに機能障害が出ます。

●この首筋のトラブルを取り除くストレッチです。


イラスト「首のコリ」を参照してください。

1)「首のコリ」のイラストで首に太線(触るとコリコリとした硬い筋)をいれている処をやさしく丁寧に揉みほぐしてください。硬さを徐々にほぐす積りで、毎日少しずつケァしてください。

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まとめ

足(脚)の長さを比べてみた時、さほど長さに差がないなと思われても、このストレッチは実行してください。
肩こりはもちろんですが、腰痛の再発防止と予防になります。

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