腰が痛いとき特に悪い食べ物は?

健康
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捻挫や骨折や腰痛のときは控えたい食べものや飲み物があります。
ママさんバレーで捻挫や骨折をした人には、完全に回復するまではケーキ類や炭酸飲料は控えるように注意します。
またギックリ腰で治療中の男性にはアルコール類は控えてもらいます。
しかし少し快方に向かうと、もう少しセーブしてほしい人でも注意が守れない人が男性も女性にもあります。
そんな人は安静にしているにもかかわらず炎症がなかなかひかないし、痛みがぶり返してきます。
白砂糖とアルコール類は功罪の両面ありますが、ここでは罪の面を検証してみたいと思います。

●白砂糖や炭酸飲料は捻挫や腰痛の人に限らず摂り過ぎは健康維持には良くありません。
★骨に変形を伴うリウマチの患者さんで、ケーキ類や炭酸飲料の嫌いな人はまずいません。ケーキ類や炭酸飲料が大好物だと言われます。次のような理由で、健康な人もケーキ類や炭酸飲料の摂り過ぎには気を付けてください。
1)骨や歯からカルシウムを奪います。
2)ビタミン類を奪います。
3)血液を粘っこくして毛細血管を破壊して炎症を起こします。
このように体に多くの害をもたらします。その理由を次に紹介します。

●白砂糖は水素(H)、酸素(O)、炭素(C )の化合物です。
★体内で水素と酸素は最終的には水(H2O)になり、炭素が残ります。
炭素は炭酸という酸性物質になり炭酸ガスとして吐く息で捨てられます。

1)しかしケーキ類や炭酸飲料を大量に摂ると処理が間に合いません。炭酸が体に残ります。炭酸は酸性ですから、骨や歯のカルシウムを取り出して中和をします。血液は弱アルカリですから、自律神経が働いて弱アルカリにするためです。
2)弱アルカリにするための一連の化学反応のため大量のビタミン類やミネラルを消費します。
3)その結果、カルシウムとビタミン不足になるわけです。
4)白砂糖を使う代わりに、天然にある甘いもの、蜂蜜(純粋な天然のもの)や果糖の方がいいものだと思います。
■甘いものの食べ過ぎのサインは口内炎がよく出るようになったら危険信号です。

次はお酒の話に行きましょう。
1987年頃、アメリカで発表された、飲酒に関する研究のレポートがあります。
●飲酒癖のある人は、ない人と比べるとビタミン類の体内保有量が少ないといいます。
★飲酒癖のある人は、ビタミンB1,2,6,12 ,葉酸、炭素、カリウムなどの体内保有量が約三十パーセントは慢性的に不足しているというレポートです。
1)アルコールが体内に入るとそれを分解、吸収するために、ビタミン類が必要とされるのです。飲酒量が多くなるとビタミン類が多く消費されるので不足するのです。
2)一方、腰痛の患部は、炎症を治めたり、組織や細胞を再生させたり、血行を改善したりするのに、前述のビタミン類やミネラルが必要なのです。

●人類は長い歴史の中で、いかにして食べ物を手に入れるかというのが目標でした。つまり飢餓の長い時代を生き抜いてきたのです。
★そのため、人の体では故障個所を修復するよりも、まず飲食物を分解して体を養い維持することが優先されるようにできています。
そこでアルコールを分解し吸収して体を維持しようとすることと、腰痛の修復をしようとすることが、ビタミン類の奪い合いを始めます。その結果アルコールの分解が優先されます。
1)腰痛の患部に大量のビタミン類が必要なのに逆にそれが不足する状態になるのです。
2)飲酒はできるだけ避けてください。実際に飲酒癖のある人の傷口は、飲まない人と比べるとふさがりにくいものです。

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まとめ

酒は「百害あって一利なし」か「酒は百害あって一利あり」とか論議は分かれるとこです。
しかしそれは健康のときの話です。
健康がすぐれないときは次の話を教訓にしてください。

禅寺の山門の脇の戒壇石に刻まれる言葉に次のような言葉がありあす。
「葷酒(くんしゅ)山門にいる(入る)を許さず」
葷酒は、心を乱し修行の妨げになるので、寺の門内に持ち込むことは許さないという意味です。
僧侶も修行が終われば「般若湯」というお酒を少しは嗜まれるといいます。
患者さんも回復するまでは我慢をして、健康が回復したら、度を過ごさないように嗜んでください。

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