あまたの体は冷えていませんか?

健康
スポンサーリンク

頭痛がよくある    40歳代の女性の悩み
40歳代女性の健康意識調査によると8・2%の人が「頭痛がよくある」といいます。女性は37歳頃からホルモンの関係で体調に変化が出る年齢になります。
いわゆる更年期障害と言われもので、不定愁訴に悩まされる年齢です。
その更年期障害を起こしている人には、共通した根本的な症状があります。それは「冷え症」です。
日本人の平均体温は36・89℃といわれていますが、最近は35・5℃前後の人が多いといいます。あなたの体は冷えていませんか?頭痛の原因は冷え症かもしれません。そのことを検証してその対策を考えていきましょう。

●冷え性というと、それほど重大な疾患とは、考えていないかもしれません。しかし「冷えは万病の元」といいます。
1)女性は男性よりも筋肉量が少ないので、冷え症になりやすいのです。それに更年期だからといって、特別気にする症状とは思っていないかもれません。
2)しかしこの冷え症を侮ってはいけません。いくら女性が冷え症になりやすいといっても、更年期の女性の体にとって、この「冷え」が頭痛や他の症状を悪化させてしまうことがあります。

● 更年期障害を悪化させる冷え症対策が大切な理由を考えてみましょう。
1)冷え症の症状といえば、「手足の先が冷たい」、「脚がむくむ」など様々なことがありますが、実はこれだけではありません。
2)下痢や生理不順、生理痛なども、この冷え症が原因になっていること多いのです。
3)つまり、体が冷えるということは、ただ単に体が冷たくなるだけではなく、体のさまざまな機能を低下させる原因になります。

●体が冷えて起こる機能低下の原因の一つは血液の流れが悪くなることです。
冷え症になっている体は、筋肉が硬くなり血管を圧迫して血液の流れが悪くなっています。
1)こうなると、「手や足(脚)の先が冷たい」だけではなく体温も低下して代謝が悪くなります。
「脚がむくむ」のも血液の流れが悪くなるからです。
2)冷え症になると自律神経が乱れる原因にもなります。自律神経は、女性ホルモンの分泌とも深い関係がありますので、余計に更年期障害の症状を悪化させることになります。
3)更年期のつらい症状を改善するためには、「冷え」という根本原因を検証して、低体温を改善する対策が求められます。

●生活の中にある冷え症の原因を検証してみましょう
冷え性の原因は、女性ホルモンの減少だけではありません。普段の生活の中に、冷え性を引き起こす原因があり、その最大の原因は)食生活にあります。
1)ダイエットのために極端な糖質制限やタンパク質制限をしていると、必要な栄養素が摂れなくなります。
2)また、好き嫌いがら、体を冷やす食べ物を多く摂っている人も、改める必要があります。

●エヤコンの環境に頼り過ぎている生活
1)夏のクーラーや冬場の暖房の温度管理に問題があります。外気温との寒暖差があり過ぎる部屋に長時間いると、自律神経が乱れてしまいます。
2)とくに、外の気温と室内の気温の差が、7度以上ある場合は、注意が必要です。
自律神経の体温調節ができなくなり、冷え症だけではなく、のぼせの症状がある人は、頭痛が起こりやすくなります。

●ストレスをため込やすい環境にいる
1)家庭のことや育児、仕事などでストレスをかかえ過ぎると、自律神経が乱れます。
2)ある程度のストレスは緊張感を生むので必要ですが、溜め込むと自律神経が乱れます。注意が必要です。

●体に弱点がある場合: 胃腸が弱い
1)「食が血になり肉になる」といいます。
2)胃腸が弱いと冷え症を発症しやすい体質になります。
食べても栄養が吸収されにくく、体温を維持することができないからです。

●日常の生活が不規則になっている人
1)深夜業の人や、お風呂もシャワーだけですます人などは、冷え性になりやすい生活をしていることになります。
2)とくに、睡眠時間が短い人や不規則な人は質のよい睡眠がとれないので自律神経が乱れます。体温調整がコントロール出来なくて冷え性を引き起こします。その冷え症が更年期障害や様々な疾病の原因になります。

●慢性的に運動が不足している
1)血液循環を良くするポンプの役目は筋肉です。
2)運動不足の人は、体の筋肉、特に足(脚)の筋肉が弱る状態になり、下半身の血流を上へ押し戻す力が弱くなります。
3)運動不足は、冷え性を引き起こすだけではなく、足(脚)がむくむ症状も併発します。

上で冷えの原因を考えてみました。原因がわかれば、これを改善することもできます。思い当たる原因を正しく把握して、冷え症の改善に努めてください。

●体の殆どの生理機能には酵素が関わっています。食生活の面から酵素の問題を考えてみましょう。
1)自然界の食物にはすべて酵素が含まれていますが、酵素は熱に弱く約42~70℃
で破壊されます。
2)つまり、野菜、果物、肉類、魚介類を加熱して調理すると、その酵素は殆んど破壊されます。
3)だから食後の果物などで極力多くの酵素を補給する必要があります。

●酵素を多く含んでいる果物と野菜を挙げておきます。
★パイナップル、パパイア、キウイ、イチゴ
炭水化物消化酵素を多く含みます。
★イチジク、パパイア、バナナ
炭水化物消化酵素を多く含みます。
★大根おろし、キャベツ、ヤマイモ
デンプンの消化酵素を多く含みます。

●酵素が豊富に含まれる食品には、次のようなものがあります。
1)発酵食品
発酵する過程で、酵母菌は様々な酵素を作り出します。
2)私たちは、日本古来のみそ、しょうゆ、ぬかづけ、納豆などの発酵食品に恵まれています。
3)みそ汁を作るときは酵素は熱に弱いので、必ず火を止めてからみそを入れましょう。

スポンサーリンク

まとめ

酵素が殆んどの生理機能に関わっていることは、あまり取り上げることないので敢えて紹介しました。
加齢とともに体調が変わるのは致し方がないことですが、冷えの原因を少しでも取り除いて、健やかに40歳代を過ごしてください。

スポンサーリンク

関連記事一覧