人は何故疲れるのか

健康
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なかなか疲れが抜けない  その原因と解消法

40代女性の健康意識調査があります。それによると14.5%の人が「なかなか疲れが抜けない」と答えています。因みに10項目のうち4位にランクされています。

疲労とは「肉体の疲労」と「精神の疲労」と「神経の疲労」の三分野に分けられます。

アンケートの14.5%の中には「肉体の疲労」だけの人もあれば、「肉体と精神の疲労」というように複合型の疲労の人もあるでしょう。今回はそれぞれの疲労の原因を検証して、その対策を考えてみましょう。

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「肉体疲労」を感じるメカニズム

●「肉体疲労」を感じるメカニズム

1)肉体的疲労は「筋肉疲労」とも言います。スポーツや重労働をした後や、長時間筋肉を使い続けたときに起こるものです。

2) ガソリンが切れた車が動かないのと同じように、筋肉もエネルギー不足の状態になれば力を発揮することができません。

3)そこでエネルギーを補給すると、そのために糖質を分解してエネルギーとなるときにできるのが乳酸です。乳酸は酸性です。

4)筋肉は酸性に弱いため、エネルギーを補給すると、乳酸が多くなり十分に働けなくなります。食後に疲れやだるさを感じるのはそのためです。

5)また、同じ姿勢を続けるなど、一部の筋肉だけが緊張を続けていれば、そこに乳酸がたまり、確実に筋肉の働きは悪くなります。

6)さらに、筋肉は適度に動かさないと短縮してどんどん弱くなっていきます。体を動かさないことが、もっと疲れやすい身体を作ってしまう

「精神疲労」を感じるメカニズム

●「精神疲労」を感じるメカニズム

1)その名の通り、精神的ストレスからくる疲労をのことです。

2)人間関係や家族関係、仕事の悩み、ショックな出来事など、肉体疲労に比べ原因は個人々で異なるだけでなく、精神疲労の度合いも、原因によっては大きく違い、複雑です。

3)この精神的なストレス反応が限界を超えてしまうと、自律神経に狂いが生まれます。
4)自律神経失調症になると、その結果、下痢や胃痛、頭痛、肩こり、不眠などが、肉体疲労とともに症状として出てきます。

これらの疲労にはどう対処すればよいのでしょうか?

●では、これらの疲労にはどう対処すればよいのでしょうか?

そのためには、姿勢、休養、睡眠、運動、食事の5つからアプローチしていく必要があります。ここでは40代の女性が取り組みやすい食事のことに絞って考えてみましょう。

1)朝食・昼食・夕食をしっかり食べる

朝食や昼食を軽くすませるのが習慣になると、ミネラルやビタミン類などの微量栄養素が不足しがちになります。 また、夕食は遅い時間にたくさん摂ると胃腸に負担がかかります。

2)時間をかけて、よく噛んで食べる  口は第二の消化器と言われています。よく噛んで唾液と混じることで消化が良くなり、胃腸の負担が軽減されます。

3)ビタミンB1・B2をとる

ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝がうまくいかず、乳酸が体内に蓄積されやすくなるため、だるい・疲れやすいなどの症状がおこります。また、

ビタミンB1を多く含む食品: 豚肉、レバー、胚芽米、枝豆、きのこ類など…

4)ビタミンB2もタンパク質や、脂質・糖質の代謝に関与する重要な栄養素です。不足

すると口内炎などができやすくなります。

ビタミンB2を多く含む食品: レバー、さば、ししゃも、納豆、小松菜など…

5)カルシウム、鉄をとる

カルシウムは骨を丈夫にすることの他にも筋肉をスムーズに動かす働きがあります。また、鉄は体内の酸素を各細胞に運ぶ役目があるため、不足すると運動能力が低下し、疲れやすくなります。

カルシウムを多く含む食品: 牛乳、乳製品、小松菜、大豆、大豆製品、小魚な

鉄を多く含む食品 : レバー、あさり、大豆、大豆製品、ひじきなど…

6)食欲のないときは、しょうが、みょうが、しそ、ごまの風味、柑橘類や梅干しの酸味などで味にメリハリをつけ、食欲を増進させるのがよいでしょう。

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まとめ

夕食後、近くの公園を30分で充分ですから、ゆっくりと散歩してください。日常でない自然の空間に身を置くことで、自然に疲れが取れて気分もリフレッシュできます。途中でベンチに腰を下ろして、腹式呼吸ができるようになると最高です。

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