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「身土(しんど)不二(ふじ)」食材を選ぶときの注意点。

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食材を選ぶときの注意点。
食材の産地、農法、加工度を考えましょう。
体がよみがえる「長寿食」(藤田紘一郎著)で「がん細胞を殺す力が強い食品ランキング」という記事があります。それによると一位はバナナ、二位西瓜、三位がパイナップルとあります。
この上位三個の果物は残念ながら私たちの生活圏から遠く離れたところで収穫されたものです。完熟したものを収穫したものではありません。だから「地産地消」とか「旬菜旬食」という理想の食材ではありません。
東洋医学には「身土不二」という考えがあります。「人間の身体と土地は切り離せない関係にあるということ。その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方」です。この観点から食材についていろいろ検証してみたいと思います。

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●京都では3里4方のものを食べるといいます。

「京野菜」と言って自分の住んでいる土地のものを食べるのです。

★農法はあまり人工的なものは良くありません。
1)温室栽培や促成栽培などです。
2)農薬や化学肥料は使っていない方がいいのです。現代では使い過ぎていると思います。

●同じ加工食品でも、人工的になり過ぎて工業製品になってしまうと良くありません。

★例えば豆腐や蒲鉾(カマボコ)は昔からある加工食品ですが、昔ながらの手作りの物は良いのです。
1)今は食品添加物や化学薬品漬けで、それが人体に悪いことはよく知られていることです。
2)そのままでは食べられない大豆を、味噌や醤油にして食べる人間の知恵は素晴らしいものですが、加工が過ぎると自然の発酵という仕組みを壊してしまうので、良いことではありません。

●次は旬のものを旬に食べようという提案です。

★果物は完熟したものが一番美味しくて栄養価もあります。
1)果物はムロで熟れたものは良くありません。果物は樹木で完熟すると何故おいしくなるのでしょうか。それは美味しくなって小鳥などに食べてもらい、その種を蒔いてほしいからです。種の保全の本能なのです。
2)そこで果物に限らず、促成栽培やハウス栽培で作った物はあまり食べない方がいいと思います。

産地、農法、加工度、旬と言った原則とは別に、食べ物には体を温める食材と冷やす食材があります。暖める食材を95パ―セント、冷やす食材を5パ―セントが理想的な摂り方です。冷やす食材を5パーセント摂るのは体を軟弱にしないためです。体を温めたり冷やすというのは、熱いス-プと冷奴(ヤッコ)という意味ではありません。食材の性質の性質として、体を温めるものと冷やすものがあるということです。だから熱いスープでも身体を冷やしてしまうことがあります。

●寒くて体の冷える季節がやってきます。

体を温める食材を摂ることが大切な季節になります。

★身体を温める食材を書き出しておきます。原則として「水面下に生えるもの」と「地面の下に生えるもの」です。
1)根菜類:牛蒡,大根、人参等
2)イモ類: 薩摩芋、里芋、山芋、じゃがいも類
3)ねぎ類: 葱、ニラ類の根(白い分)
2)果物: メメロン,レモン等
3)海藻: ひじき,ワカメ,昆布等
4)キノコ類: 、干し椎茸等
5)豆類: 小豆,えんどう豆、大豆等
豆類は畑の肉と言われるくらい良質のタンパク質を含み植物油も含んでいます。豆腐などはもっと食べるべきでしょう。出来るなら「町の豆腐屋さん」のものがいいでしょう。防腐剤が入っていないと思います。

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まとめ

旬のものを旬に食べる、「旬菜旬食」を心掛けて下さい。
身体に冷えがあると本能が狂って、これらの原則から外れた物でも平気で食べています。それで何事もなく暮らしているように見えますが、内臓機能は
限界に近づいています。病気になってから慌てないように、意識して正しい食べ物を選んで食べてください。

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