便秘と腹筋の関係

健康
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女性の便秘症と腹筋の因果関係を検証する

植物は根が弱ると枯れてしまいます。植物の根と人間のお腹は同じ働きをしています。お腹の働きが弱る原因に便秘症があります。
男性に比べると女性の筋力は弱いものです。
特に腹筋が弱いと腸が重力に引っ張られて下がり、腸の蠕動運動が弱くなり便秘症になりやすくなります。便秘症は実に多くの女性が悩まされています。
この章では便秘症が健康に与える悪影響と、その便秘症を解消する腹筋の鍛え方を紹介しましょう。

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●便秘症は、健康維持には大変悪い影響があります。

★便秘症は腸内に不消化物が、長期間滞留している状態ですから、腸内細菌に悪い影響を与えます。腸内には善玉菌と日和見菌と悪玉菌がバランス良く存在しています。
1)便秘をすると悪玉菌が増殖します。その結果、発ガン物質、アンモニア、硫化水素など様々な有害物質が発生します。
2)便秘の時の便が異常な臭いがするのは有害物質が発生しているからです。3)慢性的に便秘が続くと、それらの有害物質が腸壁から吸収されて、血液に混入します。肌荒れや発ガンなどの原因になります。

●48時間(丸二日間)排便がないと「便秘症」です。

★腸内環境が良好であれば、排便は1日1回です。
1)食べたものの消化・吸収・排便までの時間は24時間が目安です。
腸管の長さと体温でそれ以上、腸管に滞留すると腐敗します。
2)便の水分の割合は80%ですが、大腸に長時間滞留すると水分の割合が70%以下になり、便が硬くなります。
3)便が硬くなると余計に排便が困難になり、腸内にどんどん溜まるという悪循環に陥ってしまいます。
4)以上のような理由から1日1回の排便を目指すべきなのです。

●便秘の解消法は食物繊維を多く含んだ食材を摂ることも大切です。

しかしその食材を有効に活用してくれる「腸の働き」が最も大切なことです。

★腸の働きをよくする桃李式ストレッチを紹介します。


イラスㇳ「腹筋を鍛える」を参照してください。

1)フラットな床に仰向けに寝ます。イラストのように足元に座布団を二つ折りにして置きます。
2)両手を組んで頭の下に敷きます。
3)両足を揃えて座布団から10センチ位浮かせて静止します。最初は静止する時間は1分位にします。1分間位静止したら座布団まで足を戻します。
4)この動作を最低5回は、上げたり下ろしたりしてください。
5)一週間ごとに、静止する時間を1分から2分にし、同時に上げ下ろしの回数を5回から7回位に増やしてください。無理のないようにノルマを段々と増やしてください。

●腹筋を鍛えるストレッチにプラスして次の予防法も併せて実行してください。


★イラスト「按腹法」を参照してください。

1)夜寝るとき、寝床の上に仰向けになります。
2)両手を重ねてお腹に乗せ、大きくお臍のまわりを、静かに「の」の字を書くようにして、時計の方向に5分間位マッサージをします。
必ず、時計の動く方向です。逆の方向にマッサージをすると効果がありません。むしろ逆効果になります。必ず時計回りの方向です。

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まとめ

便秘薬を服用するのは対症療法です。腹筋を鍛える根本療法が大切なポイントになります。
食材は次のことがポイントです。繊維を多く含んだ野菜や根菜(セロリ、人参、牛蒡、薩摩芋)を食べるようにします。食パンをレーズン入りのものに切り替える、食後にリンゴ、4分の1を皮ごと食べる。
それはレーズンやリンゴの皮の酵素が腸内の善玉菌の働きを助けてくれるからです。また、朝起きたときコップ2,3杯の水(水道水の場合は前の晩から汲み置きをしたもの)を飲みます。これらのことを組み合わせて色々試してみてください。
更に、毎日決まった時間に便意があってもなくてもトイレに行く習慣を付けましょう。

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