一日の始まりは朝です

健康
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あなたは朝食を食べる派ですか、食べない派ですか?
東洋医学には「12経の循行と十二支の関係」という考えがあります。
ごく簡単にいえば内臓には「集中的に働く時間」と「休憩して回復する時間」のリズムがあるという教えです。

例えば胃や腸が一日のうちで一番よく働く時間は、午前5時から午前9時の間です。
だから朝の7時~9時に朝食を摂るのが理想の時間だということです。
(各臓器の一番よく働く時間帯は本文の最後に紹介しておきます。一読してください)

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●胃が一番よく時間帯が午前7時~午前9時です。

★この時間帯に朝食を摂らないと次のような健康障害が起きます。
1)朝食を食べないと、胃に負担をかかると言われています。消化能力が高くなるタイミングに胃が空だからです。胃酸で胃壁を荒らす原因にもなります。
2)更に、朝食を食べないと、小腸にも負担がかかります。
食べ物は、胃で消化された後で、小腸に送られます。
せっかく小腸の消化吸収のパワーが上がっているのに、食べ物が送られてこないので、小腸にも負担がかかるのです。

●一日の始まりは朝です。

朝食を摂ることの是非を考えてみましょう。
★朝食を摂らないと、何故健康に悪いのか考えてみましょう。
1)朝食で摂る糖質はグリコーゲンとなって肝臓や血管や筋肉に蓄えられます。それが頭脳の働きや身体の運動のエネルギーになります。
2) 朝食を摂らないと、その結果エネルギーとなるグリコーゲンが不足します。エネルギーが全身に行き届かず、体温も血糖値も上がりません。心身ともに疲労してきます。
3)上で紹介したように、胃が一番よく働く時間帯は、 午前7時をピークにして、その前後一時間です。従ってこの時間帯に朝食を摂らないと、食材の糖質をグリコーゲンに変換出来ないので、一日の活動源を摂り損ねることになります。

●次は朝食を摂るメリットを100%にする方法を考えてみましょう。

★身体を休息モードから活動モードに切り替えることが大切なポイントになります。
各臓器が体内時計の通りに働くためには、体内時計を「眠り」から「覚醒」へとリセットする必要があります。そこで体内時計をリセットする方法を考えてみましょう。自然界の動きに自分を合せることがポイントです。
1)朝日を浴びることです。朝日を浴びないと体内時計が夜型のままになります。
2)夜になると自然に眠りに誘われます。その眠りを誘うホルモンはメラトニンです。朝、太陽の光を浴びると、リセットされて活動ホルモンのセロトニンに切り替わります。
3)休息ホルモンと活動ホルモンを切り替えないと体も心も半覚醒状態で一日を無為に過ごすことになります。

●更に朝日を浴びてほしい理由があります。

それは骨粗鬆症に代表される骨密度が薄くなるという問題です。

★日光浴をして紫外線を浴びると骨密度は濃くなり骨折をしにくくなります。紫外線はとかく悪者扱いされがちですがメリットもあります。
1)骨の組成に必要なビタミンDが生成されます。
2)ビタミンDは食事で摂ったカルシゥムやリンの吸収を促進します。
またカルシウムの骨への沈着を促進します。
4)参考までにビタミンDの含有量が豊富な食品も紹介しておきます。
1)しらす干し(半乾燥)
2)イワシ(丸干し)
3)イクラ
4)煮干しなど

※ダイエットのために「食べない」という選択も一つの選択ですが、「何をどのくらい食べるか」と「摂ったカロリーを如何に消費するか」という方が問題の本質だと思います。

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まとめ

私たちの体の仕組みは、自然の法則に則っています。人間だけが特別な存在ではありません。人類の祖先が誕生してから500万年とも800万年とも言われています。その永い時をかけて進化してきた結果が今のわたしたちです。その今の体の仕組みに逆らっては、命を全うすることは出来ません。

次に参考までに各臓器が一番よく働く時間を紹介しておきます。

大腸の時間 – 午前5時~午前7時
胃の時間 – 午前7時~午前9時
脾の時間 – 午前9時~午前11時
心の時間 – 午前11時~午後1時
小腸の時間 – 午後1時~午後3時
膀胱の時間 – 午後3時~午後5時
腎の時間 – 午後5時~午後7時
心包の時間 – 午後7時~午後9時
三焦の時間 – 午後9時~午後11時
胆の時間 – 午後11時~午前1時
肝の時間‐午前1時~3時
肺の時間 – 午前3時~午前5時

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